天澤寺について

鷹岳宗俊が開山。
桁行3間、梁間3間の楼門で、入母屋造、瓦棒鉄板葺。
1階は石造基盤付きの総円柱、中央1間通りは門扉を備えず通路となっています。
2階も総円柱で、周囲に切目縁を巡らし、内部は奥寄りが仏壇となっており三十三観音が安置され、畳敷となっています。

建築年代は、山門建立の寄付金に関する史料によると、宝暦3年(1753)。
形式などからも江戸時代後期初めの建築と思われます。

六地蔵幢が昭和46年4月8日に、山門が昭和30年3月1日に県指定重要文化財(建造物)に指定されました。

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天澤寺の歴史

『甲斐国志』『甲斐国社記・寺記』に拠れば、室町時代の文明4年(1472年)に鷹岳宗俊が草庵を結び、 文明7年(1475年)に武田家臣・譜代家老衆で亀沢領主の飯富虎昌が宗俊を招き、天沢寺と号したという。
鷹岳宗俊は郡内地方で都留市金井の用津院を創建している。
勝頼期には譜代家老・山県昌満が再興したという。

武田氏の滅亡後は、天正11年(1583年)に甲斐を領有した徳川氏により寺領が安堵される。
寺蔵文書として慶長8年(1603年)の平岩親吉禁制写、正保4年(1647年)平岩良辰禁制写が伝存している。

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曹洞宗 巨鼇山 天澤寺

  • 〒400-1113 山梨県甲斐市亀沢2609
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